【実践版】実家の片付けはどこから始める?5ステップを解説【完全ガイド】

実家に物が多すぎてどこから始めていいかわからない、という悩みはありませんか?

私の実家は田舎の5LDK、3部屋は物置部屋。

リビングやキッチンには物があふれ、帰省すると物が多すぎてホテルに宿泊、という状態。

このままではゴミ屋敷になってしまう!という危機感から実家の片付けを決意しました。

この記事では、実家に物が多いのでスッキリ片付けたい、でもどこから始めればいいかわからない、という方に向けて手順やコツをまとめて解説します。どこから始めたら良いか先に知りたい方はコチラ

この記事を読めば、物が多くて散らかっている実家をスッキリ片付けるために必要な手順とコツが全て分かります。

この記事を書いた人

・ゴミ屋敷手前の高齢の両親が住む実家の片付けを実施

・実家の片付けは、親がこの先の人生を快適で安全に過ごすためのもの

・終活ライフケアプランナー・簿記3級・会社員

ヒロラニです
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実家を片付ける前に知っておくこと

片付け前の実家のリビング

実家を片付ける前に知っておくことは3つあります。

なぜ実家を片付けるのか

実家を片付けないと不便・危険・健康被害のリスクが生じます。

実家を片付けないと生じるリスク
  • 不便:必要な物が探せなくなる
  • 危険:転倒やものが落下して怪我をする
  • 健康被害:非衛生的で健康を害する。脳が疲れてストレスになる

実家を片付ける目的は「親が安全に暮らせるようにすること」です。ミニマリストの断捨離ではありません。

実家の片付けは大変

実家の片付けは、自分の家の片付けとは異なり手がかかります。理由は、実家は親のものである、高齢になると片付けにくくなるからです。短期間で片付けようとすると親と揉めてスムーズにいかないことがあるため、時間に余裕をもって行うことが必要です。

実家の片付けは早い方がいい

「実家の整理はいつすればいい?」 答えは早い方が良い、今です。

高齢になると片付けられなくなるため、頭がしっかりしている間に親子一緒に「生前整理」がオススメです。

実家を片付ける前にやるべきこと

実家の片付けは、普通の断捨離とは違います。実家を片付ける前におさえておくべきことを解説します。

実家に物が多くなる主な原因を知る

実家に物が多くなるのは、親の性格にも関係しますが多くは高齢になるからです。

実家に物が多くなる主な原因
  • ものを捨てない価値観が根付いている
  • 高齢になるとものに対して必要・不要の判断がつけられなくなる
  • 高齢になると片付ける体力が衰える

実家の片付けを始める前に準備する

実家の片付けを安易に始めると、ゴールが見えなくなったり親と揉めたり困難な状況になることが多いです。取り掛かる前に準備が必要です。

実家の片付けを始める前の準備
  • 目的・目標を明確にする
  • 片付けた後の生活をイメージする
  • 親や兄弟姉妹に実家の片付けをすることを伝える
  • 親と捨てるもの、捨てないものの基準や価値観を共有する
  • 写真を撮る
  • 片付けグッズを準備する

実家を片付けるメリット・デメリット

実家を片付けるメリットとデメリットは以下のとおりです。

実家を片付けるメリット

実家を片付けると快適・安全・安心の3つが手に入ります。

実家を片付けるメリット
  • 快適:物がどこにあるかすぐに把握できる
  • 安全:家の安全性が高くなる
  • 安心:将来在宅介護が必要になる際、工事がしやすい。財産の内容・書類が整理され終活に役立つ

実家を片付けるデメリット

実家を片付けるときのデメリットは以下のとおりです。

実家を片付けるデメリット
  • 手間や負担がかかる
  • 費用がかかる
  • 親と揉めることがある

手間や負担がかかる

実家の片付けは、家の広さにもよりますが手間がかかります。実家が離れている、忙しくて片付ける時間がない人は、業者にお任せするのがおすすめです。整理業者に頼んだらいくらになる?【無料で複数業者の相見積もりをとってみる】

費用がかかる

実家の片付けで不用品が大量に出ます。少しでも費用を抑えたい場合は、自治体の粗大ゴミ回収を利用して、減らしてから回収業者に依頼するのがオススメです。

不用品だと思っていても買取してもらえるものもあるため、買取業者に買取を依頼して費用を抑えるのがオススメです。

親と揉めることがある

実家の片付けで親と揉めるケースは多いです。親が片付けられない理由を理解し、親と良好な関係を保ちながら実家の片付けをする必要があります。

実家の片付け体験談|汚部屋片付け奮闘記

実際に実家の片付けをした体験談をブログにしました。よろしければご覧ください。

実家の片付け|親と揉めないためのコツ

実家の片付けがスムーズに進むか?は、親とどう関わるかによります

実家の片付け|やること・やらないこと

実家の片付けでやること・やらないことは以下のとおりです。

実家の片付けをスムーズに行うための心構え

実家の片付けを行う際の心構えを紹介します。

実家の片付けを行う際の心構え
  • 親の価値観を知り、受け止める 
  • 親はクライアントとして丁寧に、感情を入れずに対応する
  • ほめることも忘れずにする

親にかける言葉が大事|魔法のフレーズ集 

実家の片付けで親にかける言葉はとても大事。身内だとついつい口調がキツくなり、揉める原因になります。実際に使ってみて効果的だった、反対にNGだった言葉を紹介します。

おすすめワード
NGワード
  • いったん手放す
  • 倉庫
  • もう役割は果たした
  • どっちを残す?
  • 捨てる、処分する
  • ゴミ置き場
  • いらない、不要
  • これは捨てていいよね?

実家の片付けの手順|どこから始める

かつての子ども部屋が物置部屋①
かつての子ども部屋が物置部屋②

実家の片付けの具体的なやり方を解説します。

①片付ける場所(部屋)の順番を決める

実家を片付ける際には、自分の部屋から。片付けるとスッキリするイメージが共有できるのでオススメです。

実家の片付けおすすめの順番
  1. 自分の部屋
  2. キッチン
  3. リビング・階段
  4. 洗面所・浴室
  5. クローゼット・収納

②片付けるものの順番を決める

実家には思い出の品、写真やアルバムなど思い出が詰まった物がたくさんあります。片付けは「思い入れがないもの」から始めます。

  1. 思い入れがないもの
  2. キッチン周りやよく使うもの
  3. 最後に思い出の品(アルバム・手紙など)

キッチンは毎日使う場所なので、片付けの効果を実感しやすいです。ただし高齢になると、どこに何があるか慣れるまでに時間がかかるのでサポートが必要です。

③実家の片付け5ステップ

実家を片付ける手順を説明します。

STEP
ビフォーの写真を撮る

片付け後に見比べるために必須

STEP
捨てる基準と片付けリストを決めて親と共有する

実家は親の家、実家にあるものは親のものと考え勝手に捨てないようにする

STEP
1部屋(箇所)ずつ片付ける

「保管」「不要」「保留」に分け、置く場所を決める

STEP
「不要」を処分(買取)・廃棄する
STEP
アフターの写真を撮る

実家を片付けるとメリットがある!今すぐ実践しよう

実家に物が多すぎて気になる、どこから始めれば良いのかわからない、という悩みは多くの方が持っています。

実家の片付けは、ミニマリストの断捨離とは違います。「親が安全に暮らせるためのもの」です。実家の片付けは始める前が肝心。知っておくべきこと、やるべきことをおさえてから始めると親と揉めずにスムーズにいきます。

高齢になると片付けは難しくなってきます。片付けを先延ばしにしても解決しないだけでなく不便・危険・健康被害のリスクがあります。

実家の片付けは早い方が良い、今がそのタイミングです。実家の片付けは普通の断捨離とは別物。正しいやり方で進めれば失敗しません。ぜひ取り組んでみませんか?

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